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2024年6月10日

ワークラボ函館の活動を、「人間中心設計2024年度春季HCD研究発表会」にて発表いたしました

2024年6月8日(土)に芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催された「人間中心設計2024年度春季HCD研究発表会」に、ワークラボ函館のメンバーが発表者として参加しました。

本研究発表会は、人間中心設計(HCD)やユーザエクスペリエンス、ユーザビリティに関する専門の研究発表会として、2009年度より開催されています。
今回は6テーマ・38件の発表が行われ、現地参加・オンライン参加合わせて約160名が聴講者として参加しました。

ワークラボ函館ではこれまでも、働く空間から生まれるデータを活かした働く人へ価値還元を目指して、Activity Based Working(ABW)*に基づいたオフィス設計や環境データの取得、可視化などの取り組みを行ってまいりました。
今回、「環境内指標が作業時間に与える影響についての調査」というタイトルで、オフィス内の環境内情報と実際の作業時間について調査した結果を報告いたしました。

発表に対し、参加者からは、「環境と人との相互行為によって作業効率や品質に影響を与えるという観点は個人的にも非常に興味深いテーマでした」「働き方改革の急速な展開についていけない従業者も少なくない中、ABWは効果的な取り組みになるであろうことを期待します」「ワークエンゲージメントや生産性の向上は大切なことだと思います。労働者、作業者といった人を対象とする取り組みにおいてHCD プロセスの価値は大きいと思います」といったコメントを頂戴いたしました。

ワークラボ函館は今後も働く空間から生まれるデータを活かし、働く人への価値還元を目指して活動を続けてまいります。

人間中心設計2024年度春季HCD研究発表会

〇開催日時
2024年6月8日(土)9:00~17:00

〇会場
芝浦工業大学豊洲キャンパス本部棟 3階(東京都江東区豊洲3-7-5)
※オンラインおよび会場開催のハイブリッド開催

〇主催
特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構

〇テーマ
人間中心設計、ユーザビリティに関わる研究や事例、提案などを幅広く募集

◆当日の様子

会場の様子
会場には140名ほどが集まり、活発な議論がなされました

ポスター発表の様子
発表形式は「論文発表」「ポスターセッション」の2パターンで実施されました。
ポスターセッションでは発表者とより密なやり取りをさせていただくことができ、他社事例を知る上で非常に有意義な時間となりました。

◆発表内容

「環境内指標が作業時間に与える影響についての調査」
ワークラボ函館ではActivity Based Workingを元に設計されたオフィス内に環境センサーを設置し、環境内の指標を取得しています。また、取得した各環境データはサイネージとして表示し、従業者にフィードバックを与える仕組みづくりを行っています。
今回の発表では、ワークラボ函館の活動をお伝えするとともに、環境内情報と実際の作業時間について調査した結果を報告いたしました。

ワークラボ函館ではABWに基づいたオフィス設計し、実際に従業者が働いている場所で実証実験を行っています。

今回使用した環境センサー計測データと作業時間の計測・算出方法

分析結果の一部である、グループ間の作業時間と環境情報の比較